お祭りや学園祭、イベントで屋台を出そうと考えたとき、
「露店等の開設届出書」という言葉を聞いたことはありませんか。
実は、焼きそばやたこ焼きなど火気を使用する露店を出す場合、消防署への届出が必要になるケースがあります。
しかし実際には、
- 届出が必要なのか分からない
- どこに提出すればいいのか分からない
- 書き方が分からない
と悩んでいる人が非常に多いのが現状です。
もし必要な届出をせずに露店を開設してしまうと、イベントの中止や是正指導を受ける可能性もあります。
この記事では、消防実務の視点から
- 露店等の開設届出書とは何か
- どんな場合に必要になるのか
- 届出書の書き方
- 提出方法
を誰でも分かるように解説します。
この記事を読むことで、
露店の届出手続きがすべて理解でき、安心してイベントを開催できるようになります。

露店を出すときは「露店等の開設届出書」が必要になる場合があります
お祭りや地域イベント、フリーマーケットなどで屋台や露店を出店する際は、消防署への**「露店等の開設届出書」**の提出が必要になる場合があります。
この届出は、露店で使用する火気器具による火災事故を防止し、来場者の安全を確保するために設けられている制度です。各自治体の火災予防条例に基づいて運用されており、多くのイベントで重要な安全管理手続きとなっています。
特に露店では、次のような火気器具が使用されることが多くあります。
- ガスコンロ
- 炭火コンロ
- フライヤー
- 発電機
- ガスボンベ
これらは調理や営業に欠かせない設備ですが、使用方法を誤ると火災や爆発事故につながる危険があります。
そのため消防署では、届出内容をもとに次のような安全対策が適切に行われているかを確認します。
消防署が確認する主なポイント
- 火気器具の使用状況
- 消火器の設置状況
- 露店の配置計画
- ガスボンベの管理方法
- 緊急時の対応体制
近年、露店の安全管理が強化されるきっかけとなったのが、イベント会場で発生したガスボンベ火災事故です。屋台で使用していたガスボンベが爆発し、多数の負傷者が発生した事故を受け、全国的に露店の火災予防対策が見直されました。
その結果、多くの自治体では火気を使用する露店を開設する場合、事前に消防署への届出を求める運用が行われています。
ただし、すべての露店が届出対象となるわけではありません。
例えば、次のようなケースでは届出が不要となる場合があります。
- 火気を使用しない物販ブース
- くじ引きやゲームコーナー
- 自治体が対象外としている小規模な催し
届出の要否は、イベントの規模や内容、自治体ごとの条例によって異なります。そのため、露店を出店する予定がある場合は、事前に管轄消防署へ相談し、届出が必要か確認しておくことをおすすめします。

露店等の開設届出書が必要になるケース
お祭りやイベントで屋台を出店する際、「露店等の開設届出書」が必要になる場合があります。
「小さな屋台だから関係ないだろう」「毎年出店しているから大丈夫」と思われがちですが、火気を使用する露店は火災発生のリスクがあるため、多くの自治体で消防署への届出が求められています。
特に近年は、露店で使用していたガスボンベの爆発事故などをきっかけに、全国的に安全管理が強化されています。万が一火災が発生すれば、出店者だけでなく来場者にも大きな被害が及ぶ可能性があるためです。
届出が必要になりやすいイベント
次のような不特定多数の人が集まる催しでは、露店等の開設届出書が必要になるケースが多くあります。
- お祭り
- 縁日
- 花火大会
- 学園祭
- 地域イベント
- 商店街イベント
- フードフェス
これらのイベントでは複数の露店が密集し、多数の火気器具が使用されるため、火災予防上の安全確認が重要になります。
届出対象となりやすい露店の例
次のような調理を伴う屋台は、届出対象となる可能性が高いです。
- 焼きそば
- 焼き鳥
- フランクフルト
- たこ焼き
- お好み焼き
- 唐揚げ
- 各種揚げ物
これらの露店では、ガスコンロや炭火コンロ、フライヤーなどの火気器具を使用するため、消防署への届出が必要になることがあります。
一方で、
- くじ引き
- おもちゃ販売
- 雑貨販売
- スーパーボールすくい
- 輪投げ
など、火気を使用しない露店は届出不要となる場合が一般的です。
ただし、自治体ごとに運用が異なるため、「火を使わないから絶対に不要」とは限りません。
また、キッチンカーも注意が必要です。
「車両だから届出は不要」と考えてしまう方もいますが、実際には車両かどうかではなく、火気を使用するかどうかが判断基準になります。
判断に迷ったら消防署へ相談を
露店等の開設届出書が必要かどうかは、
- 火気を使用するか
- イベントの規模
- 自治体の条例や運用
によって決まります。
届出漏れはイベント直前のトラブルにつながることもあります。出店が決まったら、まずは開催地を管轄する消防署へ相談しておくことをおすすめします。
露店等の開設届出書は誰が提出するのか
露店の出店者からよく聞かれるのが、
「この届出は誰が提出するのですか?」
という質問です。
結論から言うと、露店等の開設届出書は出店者が提出することもありますが、実際のイベントでは主催者が取りまとめて一括提出するケースが一般的です。
特に多くの露店が出店する催しでは、出店者ごとに個別の届出を行うよりも、主催者が全体の出店状況を把握したうえで消防署へまとめて届出を提出する方法が広く採用されています。
例えば、次のようなイベントでは主催者による一括届出が行われることが多くあります。
- 地域のお祭り
- 商店街イベント
- 学園祭
- 花火大会
- フードフェス
- 地域の産業祭
- 観光イベント
主催者が一括して届出を行うことで、消防署はイベント全体の露店配置や火気使用状況を把握しやすくなり、安全管理を効率的に行うことができます。また、出店者側も個別に消防署へ手続きを行う必要がなくなるため、準備の負担を軽減できるメリットがあります。
ただし、すべてのイベントで主催者が届出を行うとは限りません。イベントによっては、火気を使用する出店者が個別に届出を求められる場合もあります。
そのため、露店への出店が決まったら、
- 届出は主催者が行うのか
- 出店者が個別に行うのか
- 必要書類はあるのか
- 提出期限はいつか
を事前に確認しておくことが重要です。
💡 ポイント
露店等の開設届出書は、実務上は主催者が一括して消防署へ提出するケースが一般的です。ただし、イベントによって運用が異なるため、「主催者が提出しているだろう」と思い込まず、事前に確認しておくことが大切です。これにより、届出漏れによる出店トラブルを防ぐことができます。
「主催者が出してくれるだろう」は危険
ここで注意したいのが、
「主催者が届出を出してくれていると思っていた」
というケースです。
実際にはイベントごとに運用が異なり、
- 出店者が個別に提出する場合
- 主催者が一括提出する場合
の両方があります。
確認せずに当日を迎えてしまうと、届出漏れが発覚し、出店できなくなる可能性もあります。
出店が決まったら必ず確認したい4つのポイント
出店前には、次の内容を確認しておきましょう。
- 届出は誰が提出するのか
- 主催者による一括届出があるのか
- 提出期限はいつまでか
- 添付書類は必要か
これらを事前に確認しておくだけで、イベント当日のトラブルを大幅に減らすことができます。
す。
露店等開設届出書の書き方

露店等の開設届出書の提出期限
露店等の開設届出書は、露店を開設する前に消防署へ提出する必要があります。
多くの自治体では、イベント開催の数日前までに提出することが求められています。
一般的には次のような期限が設定されています。
📌 提出期限の目安
- 開催の 3日前まで
- 自治体によっては 5日前
- 大規模イベントでは 1週間前
提出期限は自治体によって多少異なるため、イベント開催地を管轄する消防署へ確認しておくことが大切です。
また、イベント直前に届出を行うと、消防署での確認が間に合わない可能性もあります。場合によっては、露店の開設を見合わせるよう指導されるケースもあります。
そのため、露店を出店する予定がある場合は、次の点を早めに確認しておきましょう。
📌 事前に確認しておくポイント
- 届出の提出期限
- 提出先の消防署
- 必要な書類
- 消火器などの安全対策
💡 ポイント
露店等の開設届出書は、
「イベント直前ではなく、余裕を持って提出すること」が重要です。
安全にイベントを開催するためにも、早めの準備を心がけましょう。
露店等の開設届出書に必要な添付書類
露店等の開設届出書を提出する際には、届出書だけでなく添付書類が必要になる場合があります。
これは、消防署が露店の配置や安全対策を確認するためです。
特に多くの自治体で求められるのが、**露店の配置図(会場図面)**です。
配置図を添付することで、消防署は露店の位置関係や避難経路、火気の配置などを確認することができます。
📌 主な添付書類の例
- 露店の配置図
- 会場全体図
- 火気器具の使用場所が分かる図面
- 消火器の設置場所
配置図は難しい図面である必要はなく、手書きの簡単な図でも問題ない場合が多いです。重要なのは、露店の位置や通路、火気器具の場所が分かることです。
例えば次のような内容が分かる図面を作成するとよいでしょう。
📌 図面に記載するとよい内容
- 露店の配置
- 通路や避難経路
- 消火器の位置
- 火気器具を使用する場所
イベントによっては、複数の露店が並ぶ場合や多くの来場者が集まる場合もあります。そのため消防では、火災が発生した場合でも安全に避難できるよう、露店の配置や通路の確保を確認しています。
なお、必要な添付書類は自治体によって多少異なることがあります。
そのため、露店等の開設届出書を提出する際には、事前に管轄の消防署へ確認しておくと安心です。
💡 ポイント
露店等の開設届出書では
**「露店の配置が分かる図面」**が重要になります。
簡単な手書き図でもよいので、露店の位置や消火器の設置場所が分かるように作成して提出しましょう。
露店で必ず準備するもの(消火器などの安全対策)
露店で火気を使用する場合は、火災を防ぐための安全対策を必ず行う必要があります。
その中でも特に重要なのが、消火器の設置です。
屋台ではガスコンロや炭火などの火気を使用することが多く、調理中に油へ引火したり、ガス機器のトラブルによって火災が発生する可能性があります。そのため多くの自治体では、火気を使用する露店に対して消火器の設置を義務付けています。
📌 露店で準備しておくべき主な安全対策
- 消火器の設置
- ガスボンベの転倒防止
- 火気器具の適切な管理
- 可燃物を近くに置かない
- 通路や避難経路の確保
特にガスボンベは、取り扱いを誤ると大きな事故につながる危険があります。ボンベが倒れたり、ホースが外れたりするとガス漏れが発生し、引火すると爆発的な火災になることもあります。そのため、ガスボンベは必ず転倒防止の固定を行うことが重要です。
また、露店の近くにはダンボールやゴミ袋などの可燃物が置かれることも多くあります。これらは火災の拡大につながるため、火気器具の周囲には置かないよう注意しましょう。
消防署では、露店等の開設届出書の提出時に、こうした安全対策が取られているかを確認する場合があります。安全対策をしっかり行うことで、来場者や出店者の安全を守ることにつながります。
💡 ポイント
火気を使用する露店では
**「消火器の設置+ガスボンベの安全管理」**が特に重要です。
安全対策をしっかり行い、安心してイベントを開催できるよう準備しておきましょう。
まとめ|露店等の開設届出書は安全なイベント開催のための重要な手続き
露店等の開設届出書は、単なる事務手続きではありません。イベント会場で発生する火災事故を未然に防ぎ、来場者や出店者の安全を守るための重要な届出です。
特に焼きそば、たこ焼き、焼き鳥、唐揚げなどの屋台では、ガスコンロや炭火コンロ、フライヤーなどの火気器具を使用するため、適切な安全管理が欠かせません。過去には露店で使用していたガスボンベが原因となる大規模な火災事故も発生しており、現在では全国の多くの自治体で安全対策の徹底が求められています。
この記事のポイントを整理すると、次のとおりです。
✅ 火気を使用する露店は消防署への届出が必要になる場合がある
✅ お祭り・学園祭・花火大会・地域イベントなどで届出対象となるケースが多い
✅ 実務上は主催者が一括して提出することが一般的
✅ 届出書には露店配置図などの添付書類が必要になる場合がある
✅ 消火器の設置やガスボンベの適切な管理などの安全対策が重要
露店等の開設届出書そのものは決して難しい手続きではありません。しかし、届出漏れや安全対策の不足は、イベント直前のトラブルや事故につながる可能性があります。
露店を出店する予定がある場合は、「自分は対象なのか」「どのような書類が必要なのか」を早めに確認し、余裕を持って準備を進めることが大切です。
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- 届出が必要か分からない
- 書類の書き方が分からない
- 添付する配置図を作成してほしい
- 消火器の設置本数が分からない
- イベント主催者として消防対応をまとめて相談したい
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